建築家と創る家は住みにくい?デザインと快適性を両立する理想の家づくりを成功させるために

建築家と創る家は住みにくい?デザインと快適性を両立する理想の家づくりを成功させるために

「建築家と創る家」と聞くと、洗練されたデザインや独創的な空間が思い浮かぶ一方で、「本当に住みやすいのだろうか」と不安を感じる声も少なくありません。

雑誌やSNSで目にするおしゃれな住宅に憧れつつも、実際の暮らしやすさや機能性に疑問を抱く人は多くいらっしゃいます。

しかし、現在の建築家の家は、おしゃれなだけではなく、快適性や住宅性能、ライフスタイルに合わせた設計など、多角的な視点から家づくりが行われています。

今回は、建築家の家が「住みにくいのでは?」という疑問を解決し、デザイン性・快適性・住宅性能が調和する家づくりのヒント、建築事例をご紹介します。

 

【施工事例一覧】

 

建築家の家は本当に住みにくい?

建築家の家は本当に住みにくい?

建築家が手がけた、おしゃれな住まいにひかれながらも、「実際に住むとなるとどうなんだろう」と迷いを覚えることも少なくありません。

「建築家の家=住みにくい」という印象をなぜ持ってしまうのか、背景を探りつつ、工務店やハウスメーカーでの家づくりのほうがより現実的なのか、ライフスタイルに適しているのかを考えてみましょう。

 

SNSや雑誌で広がる「映える家」のイメージ

雑誌やメディアで紹介される建築家の家は、洗練されたデザインや開放感のある空間が魅力的に映ります。

ただ、そうした「映える」見た目が強調されすぎることで、「使い勝手が悪そう」「収納が足りないのでは?」といった不安を持つ方もいらっしゃいます。

暮らしのリアルな側面が見えにくいことが、「建築家の家は住みにくい」というイメージにつながっているのかもしれません。

 

建築家の家は暮らしやすさを重視した設計が魅力

実際は、ライフスタイルに配慮した設計こそ、現在の建築家の家の大きな特徴です。

外観のおしゃれさを追求するだけでなく、日々の生活動線や収納、採光・通風など、暮らしやすさに直結する要素を丁寧に設計に反映させます。

建築家は、ヒアリングや敷地の特性をふまえたうえで、住まい手にとって無理のない家事動線や、快適に過ごせる空間構成を具体的にご提案します。

ライフスタイルに寄り添った設計アプローチによって、日々の暮らしにフィットした住まいが実現できるのです。

 

かしの木建設では、ヒヤリングを重視した「建築家と創る家」として理想の住まいができるようにお手伝いをしております。

千葉・東京で、暮らしやすさとデザイン性を両立した「建築家の家」をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

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コミュニケーションのすれ違い「ミスマッチ」が住みにくさにつながることも

建築家の家づくりは、理想の実現に近づけられる魅力的な選択肢ですが、完成後に「思っていたのと違う」と感じるケースも見られます。

例えば、「開放感がほしい」と伝えた結果、大きな吹き抜け空間が設けられたものの、冬の寒さや音の響きに悩むなど、住んでから気づく不便さが「住みにくい」といった要因になる場合もあるのです。

完成後に「思っていたのと違う」とならないように、暮らしの中での動きや日々のルーティンまで、建築家に丁寧に伝えること重要です。

 

デザインと心地よさ、高性能な家を「建築家と創る」ためのポイント

デザインと心地よさ、高性能な家を「建築家と創る」ためのポイント

暮らしやすさとデザイン性、住宅性能のすべてを満たす家を実現するには、「建築家と創る」という選択が適しています。

しかし「建築家と創る」魅力を最大限に活かすためには、ミスマッチを防ぐための丁寧なコミュニケーションが欠かせません。

建築家はプロとして多くの提案ができますが、ライフスタイルとの適合性は、住む方との情報共有の深さがカギになります。

理想の住まいを「一緒に創る」スタンスで向き合うことが、満足度の高い家づくりにつながります。

 

ライフスタイル・希望を丁寧に伝える

理想の家を実現するには、建築家と、住む人の想いや希望をしっかりと共有することが重要です。

例えば、以下のようなイメージを言葉にすることがおすすめです。

「子どもとの時間を大切にしたい」

「家事の手間を減らしたい」

「自然の光をたくさん取り入れたい」

 

建築家は、見た目の美しさだけでなく、家で過ごす毎日が心地よくなるように、時間の使い方や動きやすさまで考えてくれます。

 

美しいデザインと長く快適に住むための性能

建築家の家づくりは、おしゃれさとともに、毎日の暮らしを支える小さな工夫を重要視しています。

例えば、朝日が入る場所にダイニングを配置したり、家事がしやすいように水まわりを集めて動線を整えたりと、日々の過ごし方に寄り添った設計が、自然と快適な暮らしをつくり出してくれるからです。

また年月を重ねても心地よさが続くように、素材や設備の選び方にも隅々まで配慮します。

 

想いに丁寧に寄り添う建築家との出会い

家づくりを計画するうえで、建築家との相性やコミュニケーションの深さは重要です。

要望を丁寧にくみ取り、ライフスタイルや将来像まで視野に入れて提案できる建築家と出会えるかどうかが、住まいの満足度にも大きく関わってきます。

家づくりに対する考え方や価値観を共有しながら、丁寧にコミュニケーションを重ねていくことは、「建築家と創る家」には欠かせないアプローチです。

 

未来へつなぐ、施工技術とアフターケア

理想の住まいとなる建築家の家を、長く快適に保つためには、施工段階での確かな品質と、完成後のサポート体制が重要です。

「建築家の家」は、設計だけでなく、その意図を的確にくみ取る施工技術にも支えられています。

意匠性と住宅性能のバランスを保ちながら、断熱性や耐久性といった基本性能を高いレベルで実現できる技術力が求められるのです。

可能であれば施工会社が事前に丁寧な仕事ぶりと口コミで評判があるか、アフターケアの体制が整っているかなど、確認しておきましょう。

 

▶︎▶︎関連記事:建築家と叶える理想の住宅。「ただの家」ではなく「暮らしを彩る家」へ

 

【実例紹介】デザインと心地よさが共存する「建築家と創りあげた家」

【実例紹介】デザインと心地よさが共存する「建築家と創りあげた家」

実際に建築家と家をつくった方々の住まいには、「おしゃれさ」と「暮らしやすさ」がどう両立しているのか、具体的なヒントが詰まっています。

ライフスタイルや価値観をもとに丁寧に設計された住まいの実例をご紹介します。デザイン性と機能性のバランスを体現した「建築家と創る家」を、ぜひご覧ください。

 

実例①設計の工夫と素材の魅力が調和した、心地よい住まい

縦長の敷地条件を活かしながら、デザイン性と機能性の両立を実現したお住まいをご紹介します。外観・内装それぞれに込められた工夫を、写真とともにご覧ください。

 

【外観紹介】立体感のあるフォルムが印象的な、設計力が活きる家

【外観事例】立体感のあるフォルムが印象的な、設計力が活きる住まい

縦長の敷地を活かした2階建ての住まいは、ベランダが外壁から張り出すようにデザインされた立体的な外観が特徴です。

直線を基調にしたシンプルな構成ながら、設計の工夫によって存在感のあるたたずまいになっています。

周囲の景観と調和しつつも、どこか個性を感じさせるデザインは、建築家との家づくりだからこそ実現できたポイントです。

 

【内装事例】素材のぬくもりと心地よさが広がる空間

【内装事例】素材のぬくもりと心地よさが広がる空間

室内は、梁を見せた勾配天井や木目の美しい天井、天然木の床と階段など、自然素材をふんだんに取り入れたぬくもりある空間が広がります。

リビングには壁面収納を取り入れ、空間をすっきりと保ちつつ、生活動線に配慮した設計です。

素材と設計のバランスが心地よく、長く愛着を持って暮らせる住まいに仕上がっています。

▶︎▶︎▶︎建築事例【千葉市中央区 M様邸(設計:有限会社荒井設計事務所)】

 

実例②シンプルな形に個性を添えた、落ち着きのある家

一見シンプルに見える総2階の外観に、屋根のラインや玄関まわりのアクセントを取り入れることで、さりげない個性を演出した住まいです。

 

【外観事例】屋根の曲線が引き立つ、上品で個性的なフォルム

屋根の曲線が引き立つ、上品で個性的なフォルムの外観事例

シンプルな総2階の形に、ゆるやかな片流れ屋根の曲線を組み合わせることで、やさしさと動きのある表情が生まれました。

玄関上に設けた屋根のアクセントも、立体感を添えています。

落ち着きのあるたたずまいの中に、さりげない個性が感じられる外観に仕上がっているデザインがポイントです。

 

【内装事例】色と素材の調和がつくる、洗練された空間

洗練された色と素材の調和の内装事例

室内は、勾配天井に施された白系の木目仕上げが、明るさと軽やかさを演出しています。

また床材には深みのある色味の天然木を用い、天井とのコントラストが空間を引き締めています。

さらに、壁紙と天井の色味を統一したことで、室内全体に統一感が生まれ、シンプルながらもセンスを感じられるインテリアとなりました。

▶︎▶︎▶︎建築事例【I様邸 (設計:中村康造建築設計室 )】

 

実例③自然と寄り添う、平屋の家

外と内のつながりを大切にした、心地よさが広がる設計です。

勾配天井が開放感を演出しながら、L字型の建物配置によってプライベートな庭との調和が生まれています。

自然素材の質感を活かした空間が、穏やかな日々を支えます。

 

【外観事例】植栽と建物が調和する、和の趣あるたたずまい

【外観事例】植栽と建物が調和する、和の趣ある建築家の家

建物はL字型に配置され、2棟をゆるやかにつなぐような設計となっています。

中央には風流な庭が広がり、植栽が目隠しの役割も果たしてくれることで、周囲の視線を気にせずに庭とのつながりを楽しめます。

平屋ならではの落ち着きある外観に、和の雰囲気がやさしく漂うデザインが効果的です。

 

【内装事例】木のぬくもりと明るさが調和した空間

木のぬくもりと明るさが調和した内装の建築家の家

室内は横に広がる設計で、勾配天井が空間に奥行きを与えています。

床や梁、ダイニングテーブルに至るまで天然木でまとめられ、統一感のある空間になっています。

また白い壁が木の質感を引き立てることで、部屋全体にやわらかな明るさが広がっているデザインが魅力的です。

▶︎▶︎▶︎建築事例【H様邸(設計:松原正明建築設計室)】

 

【施工事例一覧】

 

建築家の家は「住みにくい」ではなく「心地よい」

建築家の家は「住みにくい」ではなく「心地よい」

「建築家の家=住みにくい」という印象は、限られたイメージが先行しているケースも多く見られます。

今回ご紹介したように、実際の「建築家と創る家」は、暮らしやすさや機能性まで丁寧に設計され、快適でおしゃれな住まいを実現できます。

新築で、デザインと暮らしやすさの両立、高性能な住まいを目指すなら、建築家の家は有効な選択肢です。

 

かしの木建設にお任せください

東京・千葉でおしゃれな注文住宅を建てるなら、建築家とのコラボを得意とするかしの木建設にぜひご相談ください。施工店の立場でお客様のご要望をお伺いして、ご希望のテイストを得意とする建築家をご紹介できるのが私たちの特徴です。

ご相談から設計、施工から保証・アフターフォローまでトータルサポートいたしますので、一般的な注文住宅と変わらない手間でデザイナーズハウスを建てられます。デザイン、暮らしやすさにこだわったオリジナルハウスは、ぜひお気軽にご相談ください。

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著者情報

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

【資格・許可】
千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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