吹き抜けの掃除は大変?簡単にする方法

吹き抜けのある住宅は、天井が高くて広々と開放的なイメージがありますよね。

大きな窓から陽の光がさんさんと差し込み、家族団らんの雰囲気も心地よい空間に。

しかしそんな吹き抜け空間には、「掃除が大変そう…」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

確かに大変な面もありますが、計画時にしっかり対策しておけばそれほど手間は掛かりません。

そこでこの記事では、吹き抜け空間で実践したい掃除の方法や、吹き抜けの間取りを計画する際に気を付けたい注意点をまとめました。

これから新築を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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目次

■吹き抜けの掃除は大変?
■吹き抜けの掃除の簡単な手順
■吹き抜け計画時に気を付けたいポイント
■吹き抜けの掃除を楽にしよう

 

吹き抜けの掃除は大変?

一般的な住宅居室の天井高さは、2.4~2.6m程度のことが多いです。

しかし総2階までの吹き抜けは5m程度と、約2倍の高さになってしまいます。

中間程度のハーフ吹き抜けでも3.5m前後のため、天井近くを掃除するためには脚立が必要になりそうですね。

 

天井が高いのが難点

吹き抜けのある空間は天井が高いので、一般的な天井高さの空間よりは多少手間が掛かります。

しかしわざわざ専門業者に清掃依頼をしなくても、自分たちで掃除をまかなえるケースがほとんどです。

じつは天井近くのホコリは、1年に1回程度拭き取ればOK。

それほど頻繁にメンテナンスする必要がないため、吹き抜け空間でも掃除の手間は掛かりにくいのです。

 

本格的に掃除をするのであれば、足場を組んだり脚立を使ったりすればしっかり手が届きます。

日常的なケアには、柄の長いモップやワイパーといった掃除道具がおすすめです。

1階からでも十分に掃除可能なので、毎日の掃除の際についでに掃除するのも簡単ですね。

 

特殊な住宅設備を使っている場合も

吹き抜け空間は天井が高いことで、空調の効きが良くないのがデメリットとして挙げられます。

そのため、「シーリングファン」と呼ばれる大型ファンを取り付けて空気を循環させたり、壁の代わりにロールスクリーンやロールカーテンで空間を間仕切ったりする方法が人気。

吹き抜け空間では天井近くの高い場所に暖かい空気が溜まりがちですが、空気を循環させることで室内を快適な温度に保てるのです。

 

しかしそういったシーリングファン等の住宅設備は、故障の際には自分で修理が難しいのがデメリットでしょう。

メンテナンス性を考えるのであれば、スイッチ一つで下に降ろすことができる「昇降機能付き」のタイプを選ぶなどの対策がおすすめです。

不具合が起きた時も、わざわざ足場を組んで修理する必要がなく便利ですね。

 

吹き抜けの掃除の簡単な手順

ここでは、吹き抜け掃除の際に試したいおすすめの掃除手順についてまとめます。

一般的な天井高さの空間よりも多少工夫が必要ですが、どれも簡単な方法ばかり。

ホームセンターやインターネットの通信版売で購入できるアイテムも多いので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

手順①高天井用モップを使う

吹き抜け空間の掃除には、柄の長さが5m程度まで伸びる伸縮性のモップがおすすめです。

天井、シーリングファンの羽、エアコン、照明器具などに付着したホコリをきれいに拭き取ってくれます。

キッチンの換気扇のように油成分が付く場所ではないため、モップでサッと拭くだけで十分キレイに。

 

モップで拭き取るとホコリが床面に落ちてきてしまうため、汚したくない家具やインテリアなどはあらかじめ移動しておくのがおすすめです。

また、床面にビニールシートや新聞紙などを敷いておくと後々の掃除が楽になりますよ。

ホコリを吸い込んでしまう可能性があるので、必ず換気した上でマスク着用で行うようにしましょう。

 

手順②窓掃除は伸縮ワイパー

吹き抜け空間は、高さのある造形を生かして縦に長い窓を設置するケースも多いです。

そんな高い場所にある窓は、伸縮ワイパーを使って水拭きするのがおすすめですよ。

まずワイパーのスポンジ部分に水を付けて全体を吹き、次にスクイジー部分を使ってガラスに付着した水を切っていきます。

水切りを1回するごとにスクイジーを拭き取り、水分がなくなるまで繰り返しましょう。

 

窓の屋外側に付いた汚れは、外からホースで水をかけて掃除する方法が簡単です。

もしお隣の住宅からの距離が近くて水が飛んでしまうという場合には、モップ等に水を付けて拭き取る方法がおすすめ。

水拭きが終わったら、室内と同じように屋外用のスクイージーで水を切りましょう。

 

窓枠やサッシに付いた汚れも、通常の天井高さの空間と同じようにお手入れ可能です。

柄の長いワイパーやモップを水に浸せば、細かい部分にもしっかり届きます。

水だけでは取れない汚れの場合は、中性洗剤を含ませた雑巾をワイパーに挟んでごしごしとこするとよいでしょう。

最後に水拭きで仕上げれば、新築時のようなピカピカの状態になります。

 

手順③床面のホコリ回収

室内でのホコリ取りや水拭き掃除の最後には、床に落ちたホコリ等の掃除が必要です。

ロボット掃除機がある場合は、稼働させれば楽に掃除が完了します。

掃除機で目立つ部分のホコリを吸い取れば、掃除が完了です。

 

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吹き抜け計画時に気を付けたいポイント

大きな開放感の吹き抜けリビング

ここでは、吹き抜け空間の掃除を楽にするために新築計画時に気を付けたいポイントをまとめました。

吹き抜けはおしゃれさや豪華さといったインテリア面を重視してしまいがちですが、じつはメンテナンス性も重要。

長く快適な住まい環境を作るため、計画時にはぜひ参考にしてみてください。

 

設備はなるべく壁面取付に

吹き抜け空間は天井が高いため、天井面に設備を設置してしまうと掃除や故障時のメンテナンスが大変です。

そのため、シーリングファン等やむを得ない場合を除き、なるべく壁面取り付けできるタイプの住宅設備を選ぶのがおすすめですよ。

 

たとえば通常の天井高さなら天井埋め込みの空調機器も選択可能ですが、吹き抜けの場合は壁面取り付けのエアコンがよいでしょう。

取り付け高さも、通常の天井高さと同等の2.4~2.6mにしておくと安心です。

 

また照明器具は、天井に埋め込む「ダウンライト」や吊り下げ式の「シーリングライト」は避けるのが無難です。

壁面に「スポットライト」を直付けしたり、横長の壁付照明「ブラケットライト」を使う方法が良いでしょう。

スポットライトであれば、壁面にダクトレールを設置しておけば後々好きな場所に器具を付け替えることも可能になります。

 

ただし吹き抜けの照明計画では、配線が可能か、明るさが十分か等の確認に時間が掛かる場合があります。

そのため住宅の間取りがある程度完成したら、なるべく早めに照明メーカー等にプランを相談してみるのがおすすめです。

照明プランの相談は無料で行っているメーカーがほとんどなので、ぜひ気軽に問い合わせしてみましょう。

 

照明器具はLEDがおすすめ

吹き抜けに限らず住宅全般に言えることですが、照明器具はLEDを選ぶのがおすすめです。

LEDの寿命は従来の白熱電球の約10倍、蛍光灯の約3倍とはるかに長いので、交換の手間が少なくて済みます。

吹き抜け空間では照明のランプ交換をするのも手間が掛かりがちなので、なるべくメンテナンスが不要なLEDならお手入れが楽ですよ。

 

吹き抜けの掃除を楽にしよう

吹き抜け空間は、「天井が高くて開放的」「おしゃれなイメージがある」など、人気の設計手法です。

天井が高いぶん掃除の手間が掛かってしまいそうですが、少し工夫するだけでかなり楽にメンテナンスできます。

この記事で紹介した方法で、ぜひ快適な吹き抜け空間を計画してみてはいかがでしょうか?