テラスでおしゃれな自宅にする方法は意外とシンプル|屋根や広さの疑問も解決!

住宅の軒先

最近では外出自粛といったワードがトレンドになり、「おうち時間」の充実が注目されています。

その中でも、自宅に「テラス」を作るのがおしゃれと人気です。

テラスは屋外と室内の中間のような位置づけになり、「家の中にいながら外の空気が楽しめる」などストレス解消のリラックス空間としてもおすすめ。

また外の空間にスペースが広がることで、まるで部屋が広くなったように自由な使い方をすることも可能です。

しかし実際にテラスを計画するとなると、「どのくらいの広さにすればいいの?」「テラスのある生活のメリットや注意点は?」「おしゃれなテラスの事例が見たい」など、気になるポイントはたくさんありますよね。

そこでこの記事では、自宅におしゃれなテラスを作る際に気を付けたいポイントや、実際の事例を合わせてご紹介していきます。

これから新築やリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

自宅におしゃれなテラスを作るポイント

小さな平屋の外観

ここではまず、自宅におしゃれなテラスを作る際にチェックしたいポイントをご紹介していきます。

広さや設置場所など、ぜひ計画の最初の段階で確認しておきましょう。

 

テラスの広さの目安は?

テラスの広さは、「横幅:掃き出し窓の幅+左右60㎝、出幅:180㎝」程度が目安となります。

このくらいの広さがあると、ちょっとした子供の遊びスペースやロッキングチェアの設置といった用途にぴったりです。

 

もし敷地面積に余裕があるようなら、「横幅:3.6m、出幅:2.4m」程度の広さがあると使いやすくなるでしょう。

しっかりとした広さがあるので、テーブルと椅子を置いてバーベキューをする、プールを設置して遊ぶといった用途にも使えます。

自宅にテラスを設置する場合には、敷地面積や用途が自分たちに合っているか確認して計画するようにしましょう。

 

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テラスに屋根がないと後悔する?

テラスは屋外空間にあり、屋根の有無は自由に決められます。

屋根があるメリットとしては、「洗濯物を自由に干せる」「日よけになる」「目隠しでプライバシー効果が高くなる」とったものが挙げられるでしょう。

実際にテラスに屋根を設置した方の声としては、「屋根があることで紫外線カット効果もあり、外に出る機会が増えた」というものが多いです。

 

しかし一方で、「屋根があると圧迫感がある」「積雪地帯では雪の重みで負荷が掛かる」「暴風雨時には被害を受ける可能性がある」といったデメリットもあります。

台風の被害を受けやすかったり大雪に見舞われやすかったりする地域では、テラスへの屋根の設置はよく検討する必要があるでしょう。

 

もし迷われるようなら、「後付けタイプ」の屋根を選ぶのもおすすめです。

一般的には「壁付けタイプ」と「独立タイプ」の屋根があり、独立タイプであれば外壁に傷を付けずに施工が可能です。

テラスの屋根と建物の間はゴム製の緩衝材で埋めるため、建物戸の隙間が埋まり雨風が入ってきにくいのも嬉しいポイント。

「後からテラスに屋根を付けたくなるかもしれない」と思われる方は、設置を検討してみても良いでしょう。

 

テラスの設置場所は?「庭先テラス」「2階テラス」?

テラスの設置場所は庭先というイメージが一般的かもしれませんが、最近では屋上に設置するテラスも人気です。

庭先であれば、1階からすぐに行き来できるのが便利なポイントです。

洗濯機置き場からすぐに物干し場に行けるので、家事の動線を短縮できるのがメリットでしょう。

 

一方で2階にテラスを設置するパターンは、敷地面積が狭い場合に人気です。

都市部では土地の敷地がないので、2階にテラスを設置するのがおすすめです。

2階にテラスがある場合、1階の庭先よりもプライベート感が高いので防犯性が高くなります。

しかし2階の場合は、テラスに行くのに子供部屋を通る必要がある間取りには注意が必要です。

 

テラスの床材はどうする?

自宅にテラスを設置する場合、テラスの床材をどうするかは重要なポイントです。

テラスの床材には「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」の2種類があります。

まずウッドデッキは木で組んだ素材でできており、温かみのある質感がおすすめです。

床下の高さが空いていて自由度が高いので、室内からフラットに出入りしたい場合にも向いているでしょう。

 

一方でタイルデッキは、コンクリートで固めた作りとなっています。

タイルは表面がつるりとしているので掃除がしやすく、お手入れを楽にしたい方にぴったりです。

ただしコンクリートの照り返しは多少強くなってしまうので、屋根なしで過ごす場合にはウッドデッキの方が良い場合も。

使い方次第で向いている床材は異なるので、ぜひご自宅に合った方を選んでみましょう。

 

自宅にテラスを作るメリット

開放的な住宅

ここでは、自宅にテラスを作るメリットをご紹介していきます。

「おしゃれなテラスを作りたいけれど、なかなか決め手に欠ける…」と迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

メリット:「アウトドアリビング」として使える

テラスは屋外にすぐ出られる空間のため、手軽な「アウトドアリビング」として活用できます。

テーブルや椅子を置いて軽食を楽しんだり、ソファを置いてリラックスしたりと思い思いの使い方ができるでしょう。

また完全な庭よりは一段上がったスペースになるので、子どもたちの遊ぶスペースとしてもおすすめです。

 

メリット:バーベキュー等のイベントが楽しめる

テラスがあると、アウトドアの代表格であるバーベキュー等のイベントが手軽に楽しめます。

キッチンで調理した料理をすぐに持っていけるので、手間なくスピーディーに準備ができるのもメリット。

わざわざキャンプ場やバーベキュー場に行かなくても、自宅でアウトドアが楽しめるのは素敵ですね。

 

メリット:ガーデニングができる

テラスでは、プランターや柵を設置してガーデニングが楽しめます。

ベランダよりもスペースが広いため、たくさんの植物を植えてもレイアウトに困りません。

地面に直接植えるよりもテラスの方が行き来しやすく快適なので、植物のお手入れも楽しくできそうです。

 

メリット:洗濯物干場になる

テラスがあると、洗濯物を干す場所としても便利に使えます。

洗濯機置き場からすぐに干しに行ける間取りだと、「家事動線」も短くなりスピーディーに。

屋根付きのテラスの場合、多少雨が降ったとしても洗濯物が濡れず安心です。

 

自宅にテラスを作る際の注意点

テラス

ここでは、自宅にテラスを作る際に注意したいポイントをご紹介します。

設置した後からでは後悔しても遅い場合もあるため、計画時にきちんと確認しておきましょう。

 

注意点:日差しの照り返しによる「暑さ」

テラスの表面がコンクリート等で固められている場合、日差しの照り返しが暑いと感じてしまうことも。

夏場には特にテラスが高温になりやすいので、とくに小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。

コンクリートのタイルよりは「ウッドデッキ」の方が熱を溜め込みにくく、多少涼しく感じるでしょう。

 

注意点:「雨風」が入ってこないようにする

テラスは雨風にさらされやすいので、台風の多い地域などでは気を付けましょう。

木材の塗装や屋根の固定など、定期的なメンテナンスが必要になるため費用がかさむことも。

設置の際には、メンテナンス費用も頭に入れておくとよいでしょう。

 

注意点:掃除でいつでも清潔に

テラスには落ち葉や砂埃が溜まりやすいので、こまめな掃除が必要です。

掃除を楽にするには、防水仕様のアイテムを設置するのがおすすめ。

たとえばテーブルや椅子などを防水仕様にしておけば、いちいち屋内から出し入れする必要がなく便利です。

また汚れてもサッと拭くだけできれいになるため、お手入れも楽に。

 

おしゃれなテラスで自宅を快適に

テラスのある生活は、室内だけの暮らしよりも幅が広がって豊かになりそうですよね。

本記事でご紹介した方法で、ぜひ自宅におしゃれなテラスを計画してみてはいかがでしょうか?

 

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かしの木建設株式会社

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かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

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千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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