庭のある家の間取り計画方法は?メリットデメリットも

住宅の軒先

新築一戸建てを計画し始めると、いろいろと考えるべきポイントは多いです。

間取りやインテリアコーディネートはプランのが優先されますが、「庭」などのエクステリアは、意外と後回しにされがち。

しかし「庭でバーベキューするのが夢」「広い庭で子どもと一緒に遊びたい」など夢は膨らみますよね。

そこでこの記事では、庭のある家を計画する際のポイントをご紹介していきます。

これから住宅の計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

庭のある家のメリット・注意点

開放的な住宅

ここではまず、簡単に庭のある家のメリットや注意点をまとめていきます。

庭を作ることで生活の質がワンランクアップする場合も多いので、住宅計画の前にはぜひ参考にしてみてください。

 

庭のある家のメリット

まず、庭のある家のメリットとしては以下が挙げられるでしょう。

  • ガーデニングができる
  • 子どもやペットの遊び場として使える
  • バーベキューなどの集まりに使える
  • 家全体の日当たりや見晴らしがよくなる

これまでマンションなど庭がない物件に住んでいたという場合は特に、庭を作ってガーデニングしてみたいと思われる方は多いです。

季節の花々を植えて変化を楽しんだり、食べられる野菜や果物の収穫をしたりとさまざまな体験ができます。

手間が掛かる分得られるものも大きいので、趣味として楽しんでみるとよいでしょう。

また広いスペースがあることで、プールやアスレチックなどの遊具が設置できます。

庭だと親の目の届く範囲で遊べるので、安全面でもおすすめ。

またペットも自由に放し飼いでき、ストレスのたまりにくい環境を用意できます。

ペットと遊ばせる場合には、庭にシャワーや水飲み場を設置すると便利に使えます。

 

【関連ページ】広々リビングのデザイン住宅|木の家の心地よい暮らし

 

庭のある家の注意点

注意点としては、以下の3点が挙げられます。

  • 外部から見えてしまう場合がある
  • メンテナンス費用が掛かる
  • 庭の手入れに時間が掛かってしまう

庭がある家は、目隠しをしないと周囲から丸見えになってしまいます。

家族でプール遊びなどをする場合には、植木やパーゴラなどで目隠しをするのがおすすめでしょう。

また庭のメンテナンスや手入れに費用・時間が掛かってしまうのもデメリット。

庭の計画の際には、将来的な維持費用、手間も考えるようにしましょう。

 

庭のある家の間取りのポイント

ここでは、庭のある家を計画する際に気を付けたいポイントをまとめました。

普通に庭を作るだけではありふれた仕上がりになってしまいますが、ここでのポイントを守れば過ごしやすく快適な庭に。

計画の際にはぜひ参考にしてみてください。

 

室内とアウトドアの繋がりを作る

木造の戸建

室内と庭に連続性を持たせると、屋外での過ごし方の幅が広がります。

たとえばリビングの横にウッドデッキを設ければ、気軽に行き来できるアウトドアリビングに。

リビングの面積がそれほど広くない場合でも、ウッドデッキと繋げれば広々とした空間として使えます。

テーブルとチェアを置いて、食事をとったりくつろいだりするのもおすすめです。

 

またリビングとの段差を低くしておけば、出入りがよりスムーズに。

洗濯物を干したり日曜大工をしたりするなど、ちょっとした家事スペースとしても便利でしょう。

 

光や風を取り入れる

テラス

庭に面して窓を設けると、室内の風通しや日当たりが良くなります。

建物の横の庭のほか、周りが建物で囲まれた中庭でも同じ効果が得られるでしょう。

十分に通風が確保できるように、窓は室内の対角線上に設けると効果的です。

また日差しが室内に入り過ぎると夏場には暑いので、窓の上には庇を設けておくのがおすすめ。

最近ではスタイリッシュな見た目になるよう庇を設けないケースも多いですが、できれば日よけとして90㎝程度の長さを確保しておくとよいでしょう。

 

【関連ページ】中庭のある間取りの種類と魅力|実際の建築事例も

 

四季の移ろいを取り入れる

庭はアウトドア空間のため、室内よりも多様な使い方で楽しめます。

たとえば四季に合わせた植栽を植えれば、季節の移り変わりを自宅にいながら味わえるでしょう。

とくに都市部ではなかなか四季の移ろいが感じられにくくなっているため、自宅にそういったスペースを設ければ生活が豊かになること間違いなしです。

具体的にはモミジ、桜、カエデなど季節によって葉の色が変わる植物にすると、時節に合わせた色合いに。

空間の豊かさが上がると暮らしの質もアップ。ぜひ試してみてください。

 

プライバシーの確保に注意

庭は自宅プライベート空間なので、プールを出して遊んだり洗濯物を干したりといった使い方をすることもあるでしょう。

自宅の敷地内の空間だからとついつい家の中のように振舞ってしまいがちですが、屋外のため注意が必要です。

使いやすい庭にするには、日光や通風はしっかり確保しながら周囲からの視線は遮る工夫が求められます。

庭のスペースが広く確保できる場合には、周囲を囲むように樹木を植えると良いでしょう。

植栽によって自然に視線が遮られるほか、木漏れ日や通風も確保できます。

またフェンスだと薄い板状なので遮音効果は高くありませんが、植栽であれば音を吸収できるため騒音防止にも役立ちます。

庭にスペースが確保できる場合には、植栽で彩ることも検討してみましょう。

 

防犯性を高めて計画しておく

庭のある家は敷地面積も広いので、盗難の侵入先として選ばれやすくなってしまう場合も。

また庭がないケースに比べると侵入者が身を隠しやすい場所が増えてしまうので、防犯対策に気を配っておく必要があります。

具体的には、外部から部屋の配置や間取りが見えにくくなるように植栽を配置しておく、住宅に侵入できそうな窓や扉の前には玉砂利を敷いておくといった対策が考えられるでしょう。

またどうしても対策が難しい場合には、防犯カメラやセキュリティシステムを導入するのがおすすめです。

導入コストや維持費は掛かってしまいますが、万が一の場合に即時に警備員が駆け付けてくれるので安心ですね。

 

庭を計画して心地よい住まいに

小さな平屋の外観

庭の計画は、普段はあまり考えたことがないという方も多く難しいイメージがありますよね。

しかし最近では感染症対策として「おうち時間」の充実が注目されており、庭も大切なポイントに。

庭は単なる屋外空間ではなく、ガーデニングやプール遊びなどさまざまな用途に使えます。

ただし自宅の敷地内なので家の中のように振舞ってしまいがちですが、計画の際には外からの視線にも気を配りましょう。

適切に植栽を植えれば目隠しになるほか、季節ごとの自然の移ろいを楽しめるポイントにも。

好きな植物で彩れば、毎日のお世話も楽しくなりそうです。

ぜひ素敵な庭の計画を立てて、生活の質をワンランクアップしてみてください。

 

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著者情報

かしの木建設株式会社

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かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

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千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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