和室のおしゃれな間取り|広さやモダンな床の間・縁側・仏間の取り入れ方

昔ながらの日本住宅の間取りには欠かせない「和室」は、どこか懐かしくほっとする雰囲気があります。マンションや賃貸住宅ではあまり見られなくなってきましたが、「新築住宅の間取り」ではまだまだ採用されるケースは多いです。

そこで本記事では、和室の具体的な使い方や人気のモダン和室についてご紹介していきます。これからご新築を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

■そもそも和室は必要?|作らない間取りケースも増加

一昔前までは、戸建て住宅の間取りに「一部屋は和室がある」のが一般的でした。

しかしライフスタイルの洋風化や核家族化といったことが重なり、最近では和室を作らない間取りが増えつつあります。

 

そんな中、最近若い世代を中心に和室の人気が再燃しつつあります。

畳はフローリングとは違い「そのまま寝転べる」といった気軽さがあるため、家でくつろぎたいというニーズとうまく合致するのです。

特に子育て世代だと、小さい赤ちゃんをそのまま寝かせられる点が便利と人気です。

最近のトレンドとしては、従来からの純和風ではなく「モダン和室」のスタイルの採用事例が多くなっています。

 

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■和室を作るメリット|具体的な使い方は?

「とりあえず和室を作ってみたけれど、結局使わなかった…」「和室が物置になってしまい、畳の良さが生かし切れていない」といったように、和室が無駄になってしまうケースは意外と多いです。

新築計画の際には、その部屋の「具体的な使い方」までイメージして間取りを考えるのがベスト。

ここでは、和室の具体的な使い方事例についてご紹介していきます。

 

・ごろ寝スペースにする

和室の最大のメリットは「そのまま寝ころべること」です。

洋室のフローリングだとマットを敷かないと痛くて寝ころべませんが、畳ならクッション性があり快適でしょう。

食事が終わって一息つきくつろぎたいときなどに、そのままごろんと横になれるので楽に過ごせます。

 

また小さいお子様がいる家庭でも、和室の活用頻度は高い傾向があります。

おむつ替えやお昼寝など、日常の様々なシーンで「畳があってよかった」と思う場面は多くなります。

転んでもケガをしにくいため、子供たちの遊ぶスペースとしても使い勝手が良いでしょう。

 

・モダン和室は洋室と一続きも可能

モダン和室とは、和の様式に洋風のテイストを取り入れたインテリアスタイルのことを指します。具体的には、ふちが無く正方形でスタイリッシュな「琉球畳」、天井がすっきり見える「ダウンライト照明」などを取り入れることが多いです。

こういったモダン和室であれば、洋風のLDKの隣にある間取りでも違和感なくしっくり馴染みます。

最近ではほとんどの住宅でフローリング式の洋風スタイルで計画されるので、純和風よりもモダン和室の方が好まれる傾向があります。

リビングの横に「畳コーナー」といった小さめのスペースを確保しておけば、様々な用途で気軽に使える和室になるでしょう。

 

・客間として使う

頻繁に友人や両親が遊びに来る場合、和室を客間として使う方法がおすすめです。その理由としては、以下が挙げられます。

 

  • 片付いた部屋に案内できる
  • 畳に直接布団を敷ける
  • 家族の寝室と階を分けられる

 

和室を普段から片付けておけば、急な来客があってもすぐにお通しできます。そして洋室のフローリングだとベッドを置かなければなりませんが、和室なら直接布団を敷けるため簡単に準備ができるのもメリットです。

また1階が和室・2階が家族の寝室といった間取りにしておけば、お客様と適度な距離感を保てます。

夜にトイレに起きたり朝の支度をしたりといった場面で、余計な気を遣わずに済むためおすすめです。

 

 

■おすすめの和室の広さ

ここでは、新築住宅に和室を取り入れる際のおすすめの広さについてご紹介します。

一概に広さが決まっているわけではなく、使い方やライフスタイルによっても異なります。

家族の暮らし方に合った広さを選んで、快適な和室計画を立てましょう。

 

・和室を客間にする場合

まず和室を客間として使う場合、「6~8畳」の広さがおすすめです。

このくらいの広さがあれば、お客様が2~3人来られても余裕で宿泊できるでしょう。

布団を敷き詰めれば広い寝室に早変わりするので、「大人2人+子供2人」といった組み合わせでも問題なく使えます。

将来的に孫が泊まりにくることを考えて、このくらいの広さを確保しておくケースは多いです。

 

・リビング併設和室にする場合

リビングに隣接する形で和室を計画する場合、「2~4.5畳」といったコンパクトなスペースでも十分でしょう。

壁や扉で部屋として区切ろうとすると難しいケースもありますが、小上がりの「畳スペース」として計画すれば狭くても問題ありません。

リビングの一角の空きスペースを上手に活用して作れるので、無駄のない間取りに繋がります。

 

和室間取りの基本要素を整理|モダン和室にも合う?

和室には特有の建築様式がありますが、現代の和室に取り入れる場合はどうすればいいのでしょうか。

ここでは、モダン和室に和室要素を取り入れる際の注意点や方法をご紹介します。

 

・床の間

床の間は「床を一段高くして掛け軸や生け花を飾る空間」のことを指します。本来装飾でお客様をおもてなしするという意味合いがあるため、主に客間に作られる様式です。

しかし現代的なモダン和室では、必ずしもかっちりとした床の間を設けなくても問題ありません。

事例写真のように、壁面の一角に「飾り棚」を設置するスタイルでも十分でしょう。

 

・縁側

縁側は「建物の縁に張り出した細長い通路」のことを指します。外部と内部を繋ぐ役割を持ち、日当たりが良くなるためくつろぎスペースとしても有効です。

昔ながらの板張りのスタイルのほか、事例写真のように簡易的なテラススタイルにするのもおすすめです。

モダン和室の場合は、洋風のウッドデッキ、テラス、バルコニーのような形式にしても違和感なく馴染むでしょう。

 

・仏間

仏壇を置くための「仏間」は、従来の日本家屋には欠かせないものでした。しかし生活スタイルの変化により、仏壇を設置しないケースも増えています。

事例写真にように壁面収納の一部として組み込めば、モダン和室にもすっきり溶け込みます。また大きな仏壇自体が無いという場合には、写真立てやミニ仏壇をリビングに設置するスタイルも人気です。

 

■和室の注意点

使い勝手がよくモダンなインテリアにもぴったりの和室ですが、新築戸建てに導入する際には注意点もあります。

ここでは、和室を実際に使っていく際に気を付けたいポイントをまとめてご紹介していきます。

 

・畳のお手入れが大変

畳はふんわりとしたクッション性が魅力で、特有のイグサの香りも素敵です。

しかしお手入れに気を付けないと、カビやダニが発生してしまいます。

フローリングとは違って「液体をこぼしても完全には拭き取れない」ため、定期的な消毒や交換は欠かせません。

 

畳が汚れてしまった場合の具体的なメンテナンス方法とは、下記の手順となります。

  • 汚れに塩をかける
  • ブラシで丁寧に擦る
  • 掃除機やほうきで塩を拭きとる
  • 乾拭きする

汚れに塩をかけ、湿ってきたらブラシで擦って汚れを浮き上がらせます。

時間が経つほど汚れが落ちにくくなってしまうので、汚れたらすぐ行う方がおすすめです。

 

・押し入れが使いにくい場合も

和室の収納スペースとしては「押し入れ」が一般的です。

しかし現代の生活スタイルには「スペースが大きすぎて使いにくい」「布団以外のものを上図に仕舞えない」という声も多いでしょう。

そんな場合には、クローゼットに変更する方法もおすすめです。

生活スタイルや家族構成に合わせて、柔軟に計画を立てましょう。

 

■まとめ|和室の間取りで使い方広がる

最近では和室を作らない間取りも多いですが、作っておくと後々使い方の幅が広がって便利です。

畳の良い香りによるリラックス効果も期待でき、住宅満足度が高まるでしょう。

新築計画の際には、注意点も参考にして後悔のない間取り計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 

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かしの木建設株式会社

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かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
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千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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