おしゃれなデザインの木の家│外観・内装のアイデアを16の事例とともにご紹介
「おしゃれなデザインの木の家に住みたい」
こうしたご希望を持つ方が増えています。
そこで本記事では、こだわりのデザインを持つ木の家について、注文住宅の外観、内装のアイデアを16の施工事例を織り交ぜながらご紹介します。
いずれの事例も東京23区から千葉県に建てられた住まいですので、特に該当エリアでの注文住宅をご検討中の方はぜひ参考にしてください。
外観のアイデアを8の事例付き解説
木の家ならではの温かみや質感を活かした外観デザインは、見る人の印象に残る「おしゃれな家」を演出します。
はじめに、素材や形、光や植栽などにこだわった8つの外観アイデアを、具体的な事例とともにご紹介します。
外壁にも板張りを活用して自然素材の存在感を演出
【事例詳細】佐倉市 住宅改修 + アトリエ(撮影:太田 拓実)
外壁に板張りを採用すると、木の家ならではの素材感や温もりをダイレクトに伝えることができます。
自然素材の持つ風合いは視覚的にも心地よく、周囲の風景とも調和しやすい点が魅力です。
張り方向や板幅の選び方によって印象が変わり、水平張りで落ち着きを、縦張りでシャープさを演出することも可能です。
時間の経過とともに表情を変える経年変化も味わいとなり、長く愛着の持てる外観に仕上がります。
▶︎関連コラム:外壁をおしゃれにするには?おすすめの種類まとめ
縦格子やルーバーをアクセントにしつつ通風や目隠し効果を得る
【事例詳細】千葉市中央区 M様邸(設計:有限会社荒井設計事務所)
縦格子や木製ルーバーは、外からの視線をやわらかく遮りながらも風や光を通すことができる、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムです。
外壁やバルコニー、玄関まわりに取り入れることで立体感や陰影が生まれ、外観全体の表情に奥行きが出ます。
また、縦のラインを活かすことで建物に高さとシャープさを加え、和モダンやジャパンディといったスタイルにも自然に馴染みます。
軒の出を深くして重厚感と和の趣を演出する
軒の出を深く設けることで、建物に落ち着きと重厚感が生まれます。
日差しや雨を遮る機能的な役割を果たすだけでなく、影が生まれることで外観に美しい陰影が加わり、季節や時間帯によって異なる表情を楽しめます。
特に和の趣を大切にしたデザインにおいては深い軒は重要な要素となり、古民家のような佇まいや品格のある外観を目指す方にとって欠かせないポイントです。
▶︎関連コラム:外観をおしゃれに見せる軒天デザイン|デザインのコツと注意点
ガルバリウム×木材など異素材を上手に組み合わせる
【事例詳細】E様邸(設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE(株))
ガルバリウム鋼板などの金属系素材と木材を組み合わせることで、現代的でスタイリッシュな印象と自然素材の温もりを両立した外観が実現します。
たとえば、外壁の一部に板張りを取り入れることで、無機質な素材に柔らかさと親しみやすさをプラスできます。
色味やテクスチャーのコントラストを活かすことで、洗練された印象を保ちつつも、住まいにぬくもりと個性を加えることが可能です。
縁側やウッドデッキで外とのつながりを演出する
縁側やウッドデッキは、屋内と屋外をやわらかにつなぐ中間領域として機能し、暮らしの幅を広げてくれます。
リビングから自然につながる構造にすることで、外の風景や光を取り込みながら、季節の移ろいを身近に感じられる点が魅力です。
また、木の床材を屋内外で統一することで視覚的にも一体感が生まれ、建物全体のデザイン性が高まります。
▶︎関連コラム:縁側とは|意味やメリット・活用方法紹介!注意点もチェック
木や草花など、植栽を組み合わせて木の質感を引き立てる
【事例詳細】T様邸(設計:手嶋保建築設計事務所 写真:有賀 傑)
注文住宅における植栽は外観に彩りを加えるだけでなく、木の家の自然素材と調和し、その魅力を一層引き立てます。
低木や下草、シンボルツリーなどをバランスよく配置することで、建物とのコントラストや奥行きが生まれ、住まい全体に豊かな表情が加わります。
木の素材感と相性のよいグリーンを選ぶことで、季節ごとの変化を楽しめるとともに外観に優しさや温かみが加わり、訪れる人にも安らぎを与える効果があります。
▶︎関連コラム:庭のある家でゆったり暮らそう|庭のある家のメリットとデメリットとは
塀や門扉などのデザインにも気を配る
建物だけでなく、塀や門扉といった外構部分にもデザイン性を持たせることで、家全体の完成度が格段に上がります。
たとえば、木製の格子や天然石、左官仕上げなどを使うと、ナチュラルな外観と統一感が生まれて訪れる人への印象も良くなります。
高さや透け感、素材の組み合わせを工夫すれば、防犯性やプライバシー性を確保しつつ、圧迫感のない優しい表情をつくることができます。
間接光など上品な印象の照明計画を立てる
【事例詳細】H様邸(設計:奥野公章建築設計室 写真:中山保寛)
夜の外観は照明の工夫で大きく印象が変わります。直接的な光ではなく、壁面や軒裏を照らす間接照明を用いることで、柔らかく上品な印象に仕上がります。
木の質感や植栽の陰影を美しく引き立てることができ、昼間とは異なる表情を楽しめるのも魅力です。
また、防犯性を高めつつ、住まい全体の品格や落ち着きを感じさせる光の演出が可能になりますので、照明計画は外観デザインの仕上げとも言える重要な要素です。
▶千葉県・東京23区でおしゃれな木の家を建てたい方は、かしの木建設までお気軽にご相談ください
内装のアイデアを8の事例付き解説
木の家の魅力は外観だけでなく、内装にも自然素材の風合いや温もりが活かされている点にあります。
ここからは、素材や空間構成に工夫を凝らした内装デザインのアイデアを、具体的な事例をもとにご紹介します。
無垢フローリングの利用で自然素材感を演出
無垢フローリングは、木の香りや肌触り、足裏から伝わる温もりを直に感じられる自然素材の代表格です。年月とともに味わいを増し、暮らしに寄り添う経年美化も楽しめます。
木の種類や色味によって印象が変わり、明るく軽やかな空間から落ち着いた重厚感のあるインテリアまで幅広く対応可能。既製品では出せない豊かな表情が、空間全体の雰囲気をやさしく包み込みます。
▶︎関連コラム:デザイン住宅の内装のポイント|事例紹介
梁や柱を魅せる「現し」仕上げで存在感を強調
【事例詳細】我孫子市 我孫子の家離れ(設計:堀部安嗣建築設計事務所)
構造材である梁や柱をあえて隠さず、内装の一部として活かす「現し(あらわし)」仕上げは、木の持つ力強さや個性をダイレクトに感じられる手法です。
天井や壁面に木の素材感が表れることで空間にリズムと奥行きが生まれ、ナチュラルかつダイナミックな印象を演出します。
構造美を際立たせるとともに、素材そのものの魅力を感じられる内装デザインに仕上がります。
漆喰や珪藻土を利用した壁でナチュラル感を演出
【事例詳細】T様邸(設計:手嶋保建築設計事務所 写真:有賀 傑)
自然素材である漆喰や珪藻土は、独特の柔らかい表情と調湿・消臭といった機能性を兼ね備えた内装仕上げ材です。
手仕事による左官仕上げは、光の当たり方によって陰影が変化し、空間に豊かな表情を与えてくれます。
木の質感と相性が良く、主張しすぎない上品な存在感で、落ち着いたナチュラルインテリアに仕上がります。
また、健康志向の方にも人気の高い素材です。
吹き抜けや勾配天井の利用で自然光を取り込む
吹き抜けや勾配天井は、縦方向の広がりを感じさせることで開放感を演出し、自然光を室内奥まで届ける効果があります。
天窓や高窓を設けることで、一日を通して安定した採光が得られ、木の内装に美しい陰影が生まれます。
特にリビングやダイニングなど、家族が集まる空間に取り入れることで、開放感と居心地の良さを両立した魅力的な空間づくりが可能です。
▶︎関連コラム:後悔しない『吹き抜けのある家』のつくり方|メリット・デメリットと成功のコツをプロが解説
間接照明の活用など素材感を引き出す
木の家の内装では、素材の陰影や立体感を美しく際立たせる照明計画が重要です。
間接照明を取り入れることで、直接照らすのではなく天井や壁に反射した柔らかな光が空間を包み込みます。
無垢材の梁や現し天井、左官仕上げの壁などと相性が良く、ナチュラルな素材感を引き立てながら、上質で落ち着きのある室内空間を演出します。
造作家具で木の質感を活かしつつ空間に統一感を出す
既製品では出せない統一感や機能美を実現できるのが、造作家具の魅力です。
床や柱と同じ木材を使用することで内装全体に一体感が生まれ、視覚的にも落ち着いた印象になります。
収納力や使い勝手も住まいに合わせて最適化できるため、無駄のない空間づかいが可能に。
素材とデザインを揃えることで、住まいにオリジナリティと品の良さが加わります。
木の種類の違い(スギ、ヒノキなど)を意識して使い分ける
木にはスギ、ヒノキ、ナラ、オーク、ウォルナットなど多くの種類があり、それぞれに色味や木目、香りが異なります。
空間の用途や雰囲気に応じて適材適所で木を使い分けることで、素材の特徴が活きた住まいになります。
たとえば、やわらかく明るい印象にしたい場合はスギやヒノキ、重厚感を出したい場合はオークやウォルナットなど、目的に合わせた選定がポイントです。
「和モダン」「ジャパンディ」など他のテイストと関連付ける
木の家の魅力を引き出すには、他のスタイルと組み合わせるアレンジも有効です。
「和モダン」は和の落ち着きと現代的な機能性の融合、「ジャパンディ」は北欧と和のミニマル美が調和した空間が特徴です。どちらも木の素材感を活かしやすく、色使いや家具選び、照明計画などで雰囲気を調整できます。
好みに合わせてテイストを明確にすることで、洗練された空間に仕上がります。
▶︎関連コラム:和モダンな住宅計画のコツ| おしゃれな事例も
▶︎関連コラム:ジャパンディとは?リビングに映える和×北欧スタイルの魅力と取り入れ方を解説
まとめ|おしゃれなデザインの木の家は「かしの木建設」まで
木の家は自然素材ならではの温もりや風合いを活かしながら、外観も内装も自分らしくデザインできる自由度の高い住まいです。
板張りや縦格子、無垢フローリングや造作家具といった素材の選び方次第で、和モダンからジャパンディまで幅広いテイストに対応できます。
ただし、木の家をおしゃれに仕上げるには、素材の特性や施工精度、空間のバランス感覚が求められるため、経験と実績のある設計者や工務店との連携が不可欠です。
かしの木建設では、自然素材を活かした家づくりに多数の実績があり、設計段階からお客様のこだわりに丁寧に向き合っています。
千葉県や東京23区で建築を計画していて、「木の家でおしゃれに暮らしたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。