木造住宅でおしゃれな暮らし|建築家と作る住まいの魅力

木造住宅は天然の木を使って作られており、自然に優しい住まいですね。最近では、ナチュラルで優しい暮らしがしたい方からも注目されています。

しかし、一般的に木造住宅というと、「古くからの在来工法でありふれたデザインの物しか建てられないのでは?」と思われがちですよね。そこで、この記事では木造住宅でおしゃれに暮らす方法を紹介していきます。実際の建築事例もまとめているので、これから新築やリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

 

■ 木造住宅の魅力

木造住宅は古くから日本で用いられてきた建築手法ですが、最近その価値が改めて見直されています。日本の気候や風土に合った方法なので、実際に暮らしてみると肌に馴染む感覚があるという人も多いです。木造建築の魅力を知れば、生活してみたくなること間違いなしですよ。

 

やさしい木の手触り

窓の大きなリビング

木の住宅は、優しい手触りが感じられるのが魅力ですよね。実際に、木材は衝撃吸収力が高く、受けた力を上手に逃がしてくれる素材です。床を歩くときの衝撃も少なくなるので、生活の中でのストレスも軽減されますよ。

また、木ならではの優しい香りも、リラックス効果を高めてくれます。樹木から出るフィトンチッドのいう成分は消臭効果や抗菌性があり、いつでも空気をフレッシュに保ってくれるのです。

 

家自体が呼吸するため快適

木目が印象的な内装

室内の水分量を適度に保ってくれる

木材は自然の材料なので、人工的な建材とは違って「呼吸する」と言われています。しかし、実際に空気を吸ったり吐いたりするわけではありません。木材の中の含水率が変化し、状態が常に変化することを指しています。

部屋の空気が乾燥しているときには木材中の水分を吐きだし、逆に湿気の多いときは水分を吸収してくれるのです。これにより、ジメジメした季節でも室内を快適な状態に保てますよ。

 

木材の反りや割れには注意

気が呼吸することでメリットばかりのように思えますが、注意すべきポイントもあります。木材が切り出されてから年数を経ていくと、水分量がどんどん少なくなっていきます。そのため、最初の形状から反ったり割れてしまったりすることがあるのです。

木材を使う際には、ある程度計上が変化しても問題ないように遊びの寸法を確保しておくことが必要ですよ。

 

間取りが自由自在

木造住宅の階段

木造住宅の中でもっともポピュラーな「木造軸組工法」は、古くから日本で用いられてきた伝統的な建築手法です。垂直方向の「柱」と水平方向の「梁」を基本とした構造で、筋交いや壁、天井を付けて建てていく工法となっています。

柱や梁は自由な位置に配置できるため、間取りを好きなようにプランできるのが最大のメリットでしょう。天井の高い吹き抜け空間を作ったり、バルコニーを作ったりするなど理想の暮らしを実現できますよ。

ただし、現場の職人の方が一つずつ作業して作り上げるため、仕上がりの完成度にバラつきが見られることもあるため注意しましょう。サポート体制のしっかりした工務店を選ぶなど、納得のいく依頼先にするのがおすすめですよ。

 

■ おしゃれな木造住宅の実例

ここでは、おしゃれな木造住宅の実例を紹介していきます。まるで美術館のようなリビングなど、洗練された雰囲気の事例に夢が膨らみますよ。木造住宅ならではの自由な間取りも多いので、ぜひ新築やリフォーム時の参考にしてみてください。

開放的な吹き抜け

吹き抜けとインテリアファン

【実例詳細】⇒Y様邸(設計:かしの木設計)

こちらは、リビングの一角に大きな吹き抜けを設けた事例です。2階ホールの空間とも一体感があり、開放的な雰囲気になっていますね。2階の天井はあえて張らず、傾斜天井になっているのもポイントです。これにより天井の高さが最大限確保できるので、部屋がさらに広く感じる効果が期待できますよ。

また、1階と2階の間には構造上必要な梁が2本見えていますが、天然目素材と相まってナチュラルな印象に仕上がっています。床、天井、構造材などすべてが同じ素材で作られているので、空間全体として統一感が感じられますよね。

こういった大胆な吹き抜けは、壁に荷重のかかるパネル工法等では難しい構造です。木造軸組工法だからこそできる自由な間取りで、住む人のこだわりを感じさせる住宅となっています。

 

高級感のある和室

畳スペース

【実例詳細】⇒Y様邸(設計:かしの木設計)

木造の住宅には、やはり和室が良く似合いますね。こちらの事例は4.5畳のこじんまりした和室ですが、コンパクトさが逆に落ち着く部屋となっています。天井も木目張りとなっていて、木の暖かさや温もりを感じられるでしょう。

床の間の掛け軸や生け花が格式の高さを感じさせ、お客様をお通しする客間としても使えそうですね。最近では和室を作らずすべて洋室のフローリングにするプランも増えてきていますが、やはり畳の部屋があると様々なシーンで便利ですよ。子供が小さいうちは家族みんなの寝室として使ったり、ヨガや体操をするためのフィットネスルームにしたりするなど、いろいろな活用法がありそうですね。

 

ゆったり過ごせるリビング

高い勾配天井

【実例詳細】⇒I様邸(設計:泉幸甫建築研究所)

こちらはリビングとダイニングキッチンを分けた間取りで、シンプルながらも落ち着ける空間となっています。リビングの全面は大きな掃き出し窓で、外の景色がゆったりと楽しめる作りになっています。ソファに座りながらリラックスして過ごすのに、丁度いい間取りですね。

また、ダイニングとキッチンが一段高くなっているのもポイントです。これによりリビングと心理的な距離が生まれ、同じ空間でありながら明確にゾーン分けをすることが可能となっています。

ダイニングは食事をするスペースですが、最近ではテレワークや内職をするというケースも増えています。こちらのような間取りだと、ダイニングが部屋の隅にくるので集中しやすくなりますね。

 

■ まとめ

ここまで、木造住宅の魅力について紹介してきました。木ならではの温かみや香り、手触りなどにほっとするという方は多いですよね。

それだけでなく調質機能や間取りの自由度の高さなど、木造住宅には魅力がたくさんあります。理想の住まいを叶えるために、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

 

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著者情報

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社

かしの木建設株式会社は、予算や設計、コンサルタント業務を含む建築・住宅工事に50年以上の実績があります。
本コラムのコーナーでは、住まい手に役立つ家づくりの情報を発信しています。

【資格・許可】
千葉県知事許可 県知事許可 建築工事業(特-29)第44199号
土木・とび土木工工事業(般-29)第44199号
大工工事業(般-29)第44199号

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