【天井を板張りにして後悔した】理由は?5つのデメリットと対策を解説│人気の理由、施工事例もご紹介
「板張り天井にして後悔することはある?」
「高級感のある板張り天井、デメリットは?」
こうした疑問をお持ちの方は多いものです。
本記事では、板張り天井を選ぶことで感じられる可能性のある、後悔やデメリットについてお伝えします。
板張り天井を検討されている方に向けて、後悔を避ける対策もご紹介しますので、新築住宅の天井仕様に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
■板張り天井とは
■板張り天井で感じる後悔、デメリット5選
■天井の板張りで後悔を避ける、5つの対策を解説
■板張り天井を採用した住まいの事例(千葉、東京)
■確認したい、板張り天井が人気の理由
■まとめ|板張り天井の住まいは「かしの木建設」にお任せ
板張り天井とは
【事例詳細】花見川の住宅兼店舗(設計 有田佳生建築設計事務所)
板張り天井とは、天井の仕上げ材に木の板を張り、天然木の質感を活かしたデザインを指します。
一般的なクロス仕上げとは異なり、天然木ならではの温かみや自然な風合いを取り入れられる点がポイントです。
板張り天井で感じる後悔、デメリット5選
板張り天井の仕上げを選択した場合、どうして後悔やデメリットを感じるのでしょうか。
主な理由は次の5つです。
- 施工費用が高くなった
- 部屋が暗く感じられる
- 経年変化で建築当初の質感が失われる
- リフォームの際に費用がかかる
- 対応できる業者が限られる
施工費用が高くなった
一般的なクロスと比較すると、施工費用が高くなる点はデメリットです。
通常のクロスが一室10万円で施工できる場合、板張り天井にすると15万円から、高価な建材を利用する場合50万円ほどになる可能性があります。
リフォームの際に費用がかかる
新築のときに加えて、リフォームのときに費用を要する点もデメリットです。
一度に広い範囲をつけ剥がしできるクロスと比べて、1枚ずつクギなどで固定する木材は、撤去処分費、再施工費とも高くなりがちです。
部屋が暗く感じられる
白に近いクロスを利用する場合と比べて、板張り天井は薄い茶色から濃い茶色の色合いです。
光が反射する度合いが低くなりますので、比較すると暗さを感じられる場合があります。
特に深い色合いの木材を利用すると、暗さを感じられる可能性があります。
経年変化で建築当初の質感が失われる
頻繁に張り替えられない板張りの天井は、経年変化によって徐々に新品としての質感が損なわれていくことがあります。
日焼けや退色などのほか、乾燥収縮による反り、隙間が気になるケースも考えられます。
対応できる業者が限られる
一般的なクロス仕上げと比較して施工の難易度が高い板張りは、対応できる業者が限られがちです。
好みのハウスメーカーを選んだあと、実は板張りに対応していない、というケースもありますので事前の確認が必要です。
天井の板張りで後悔を避ける、5つの対策を解説
では、ご紹介した各種後悔を避けるためにどうすればよいのか、主な5つの方法をご紹介します。
- 板張りの素材を検討する
- 板張りの範囲を限定する
- 施工前に経年変化対策を施す
- アフターメンテナンスのある会社に依頼する
- 板張りの質感や特徴を確認しておく
板張りの素材を検討する
天井の板張り、特に費用についての後悔を避けるためには、板張りに使用する木の材質をしっかり検討することをおすすめします。
実は板張りの素材は、天然木(無垢材)の方が一般的には高額で、さらに木材によっても費用は大きく変わります。
また、一方で合板系の仕上げを採用することで費用を抑えることもできますので、予算の調整によって適正な単価に抑えましょう。
板張りの範囲を限定する
板張り天井にする範囲を限定することもおすすめです。
天井全体を板張りにすると費用が高くなる恐れがあります。
また、空間に占める木材の割合が増えることから、部屋が暗く感じられる恐れも。
リビングのみ、キッチンのまわりなど、アクセントとして活用すれば、天然木独特のよさを味わいつつ、費用の節約や開放感あるLDKの実現につながります。
▶︎関連コラム:LDK間取りはライフスタイルで選ぼう|パターン別おすすめポイント
施工前に経年変化対策を施す
施工前、または施工中に適切に経年変化へ以下の対策を施すことは、紫外線や湿度による必要以上の劣化対策となります。
- 紫外線のカット
- 色を妨げないクリア塗装
- 湿気対策になる防カビ処理 など
なお、天井は壁や床と比較して直射日光が当たりづらく、また目線や手に触れる高さとは異なりますので、経年変化を感じにくい部位ではあります。
アフターメンテナンスのある会社に依頼する
対策を取っていても、徐々に経年変化が進行することは避けられません。
建築当初の質感を保ちたい場合は、経年変化が進行した段階で天井の張り替えができるよう、工務店やハウスメーカーのアフターメンテナンスへの対応方針を確認しましょう。
徐々に質感が変わる経年変化のほか、乾燥収縮により大きめの隙間や反りができてしまう場合もありますので、施工後のフォロー体制の確認は重要です。
板張りの質感や特徴を確認しておく
【事例詳細】T様邸(設計:手嶋保建築設計事務所 写真:有賀 傑)
施工直後に後悔やデメリットを感じる理由のひとつは、「こんな内装デザインを想像していなかった」という仕上がりへの落胆です。
このため、板張り天井を採用する場合には、実物の質感や色味を確認することが重要です。
無塗装の状態と塗装後の状態でも違いが生まれますので、可能であればショールームや施工現場見学会に赴き「◯◯邸のリビングの天井がよかった」と指定すると仕上がりの差による後悔を避けられます。
▶千葉県や東京23区で、天井板張りなど、素材のこだわりを感じられる家を建てたい方は、かしの木建設にご相談ください
板張り天井を採用した住まいの事例(千葉、東京)
【事例詳細】H様邸(設計:奥野公章建築設計室 写真:中山保寛)
十分に検討を重ねて満足できる板張り天井を実現すると、どのようなデザインの住まいになるのでしょうか。
千葉県や東京都における住まいの事例からご紹介します。
H様邸では、LDKのおよそ半分に板張りの傾斜天井を採用、その一部に照明を組み込む仕様にしました。
木目の見えないすっきりとした印象の材を選ぶことで、板張り箇所以外の真っ白な塗り壁と干渉することなく素敵な空間を構成しています。
外に向かって伸びるテラス屋根と同じ高さ、勾配として設計することで、あたかも天井が外部に向かって突き抜けている印象を与えます。
全開口のサッシも相まって、板張り天井だからこそ得られる開放感を演出しました。
板張り天井を上手に活用することで、こうした事例の住まいも実現可能です。
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確認したい、板張り天井が人気の理由
記事の終わりに、板張り天井が人気を博している主な理由を改めて整理します。
- 木ならではの質感、雰囲気が好まれる
- 調湿、吸音といった機能面のプラス効果がある
- 長期間利用できる耐久性が好まれる
木ならではの質感、雰囲気が好まれる
天井を板張りにする最も主要な理由は、木ならではの特徴ある質感や雰囲気が好まれるからです。
天然木の特徴的な雰囲気はクロスで出すことは難しく、特に階段近くなど視線が縮まり手で触れる箇所では質感の差が顕著になります。
▶︎関連コラム:おしゃれ&快適な無垢の家なら建築家とつくろう|東京・千葉の注文住宅実例
調湿、吸音といった機能面のプラス効果がある
無垢の木を天井に利用した場合など、天然木を利用すると調湿や吸音といった機能的なメリットを感じられます。
夏場にさらりと、冬場にしっとりとした空間になりやすく、また音が響きづらい板張り天井は、優れた住環境を実現できる理由が揃っています。
長期間利用できる耐久性が好まれる
家は建築後数十年に渡って住み続けていくものです。
可能であればリフォームなどで費用をかけず、また思い出のある部位をそのままに残しておきたいとも思います。
板張りであれば、経年変化による色褪せはあるものの、数十年に渡って使用し続けても機能的には問題ありません。
まとめ|板張り天井の住まいは「かしの木建設」にお任せ
「板張り天井でどういった後悔やデメリットを感じるのだろうか」
こうした疑問にお答えしました。
板張り天井はクロスと比べると、費用がかかり、またわずかながら室内が暗くなる要素も持っています。
一方で、天然木の板張り天井は独特の高級感があり、住環境も整えられますので、機能的にもデザイン性の万でも優れた仕上がりです。
適切に対策を取れば、後悔やデメリットは避けられますので、天然木の扱いに慣れた工務店、ハウスメーカーや設計者を見つけることが重要です。
千葉県や東京都内で新築をご希望している方の中で板張り天井に興味をお持ちの方は、無垢の木を利用した住まいの豊富な施工実績を持つかしの木建設まで、お気軽にご相談ください。







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