後悔しない造作キッチンカウンターの成功のポイントとおしゃれ収納を実現する建築家のアイデア集
毎日使うキッチンは、住まいの中心であり、ライフスタイルに合わせた空間が理想的です。
既製品では叶えられない、住む人のこだわりを反映した「造作キッチンカウンター」であれば、暮らしやすく、空間をより豊かにするため、理想のキッチンを実現できます。
今回は、造作キッチンカウンターがもたらす多様なメリットから、後悔しないためのポイント、具体的な実例まで、理想のキッチン空間を実現するためのヒントをご紹介します。
なぜ「造作キッチンカウンター」が選ばれる?3つのメリットを徹底解説
造作キッチンカウンターは、自由度の高さから、多くの方に選ばれ続けています。
まずは、造作ならではの具体的なメリットを詳しく解説します。
メリット①空間を最大限に活用できる自由な設計
造作キッチンカウンターの大きな魅力は、住まいのスペースに合わせて自由に設計できる点です。
既存のキッチンではデッドスペースになりがちな場所も、効果的に活用することが可能です。
リビングとの一体感を高めながら、カウンター下を造作棚や引き出しにすることで、小物や本、お子様のおもちゃなどをすっきりと収納できます。
また、キッチンカウンターとダイニングテーブルが一体化したデザインは、スペースを有効に活用するだけでなく、食事の準備中も家族がカウンター越しに会話を楽しんだり、お子様が宿題をしたりと、自然な形でコミュニケーションが生まれる場所となります。
メリット②家事動線を劇的に改善し、日々の暮らしを快適に
日々の暮らしにおいて、スムーズな家事動線は生活の質を大きく左右します。
そして造作キッチンカウンターは、家事動線に合わせて設計することで、キッチン内での作業効率を飛躍的に向上させられるのです。
例えば、無理のない姿勢で、配膳や片付けができるカウンターの高さや奥行きで設計したり、シンク周りのスペースを十分に確保したりすることで、調理も洗い物も快適に行えます。
ほかにもカウンターで宿題をするお子様の様子を見守りながら、料理ができるレイアウトも実現可能です。
メリット③建築家がつくり出す、唯一無二の「デザイン」性
既製品のキッチンカウンターでは表現できない、住む人のこだわりを細部まで反映できる点が、造作キッチンカウンターの最大の特長です。
例えば、自然素材である無垢材や漆喰、石材などを組み合わせることで、ぬくもりがありながらも洗練された、唯一無二の空間を創り出すことが可能です。
素材の組み合わせ方、照明計画、色使い、そしてカウンターの形状など、細部にわたるデザインへのこだわりが、キッチンを単なる作業場から、住まいの顔へと昇華させます。
かしの木建設では、建築家が提案する洗練されたデザインを、長年の経験と確かな技術力で忠実に再現いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
後悔しないための重要ポイント。造作キッチンカウンターを成功させる秘訣
造作キッチンカウンターは、一度つくると簡単に変更ができないため、計画段階での入念な検討が重要です。
理想のキッチンカウンターを実現するために押さえておきたいポイントをご紹介します。
暮らしに合わせた「高さ」と「奥行き」の最適なバランス・決め方
キッチンカウンターの高さと奥行きは、使い勝手を大きく左右します。使用目的や使用する方の身長に合わせて、最適なバランスを見極めることがポイントです。
カウンターの最適な高さを見つける
キッチンカウンターは、使う人の高さに適していることが重要であり、身長や肘の高さから算出することが望ましいです。
一般的には、作業しやすいキッチンカウンターの高さは、「身長÷2+5cm」が目安とされ、例えば、身長160cmの方であれば約85cmが理想的な高さです。
また、肘を軽く曲げた状態で作業することを考慮し、「肘の高さから約10cm低い位置」も快適な作業高とされています。
なお既製品は日本のJIS規格で定められた、作業台の標準的な高さ80cm、85cm、90cmを軸にラインナップされています。
キッチンカウンターは以下のような用途別でも、適切な高さは異なります。
- 調理や洗い物といった作業が中心の場合:85cm~90cm程度が一般的です。
- ダイニングテーブルとして食事もするカウンターの場合:食事をする椅子の高さに合わせて、70cm~75cm程度が適しています。
- バーカウンターとして利用する場合:100cm~110cm程度の高さが一般的です。
そのほか、お子様が使うことを想定した、少し低めのカウンターやステップの設置も可能です。
カウンターの最適な奥行きを決める
カウンターの奥行きも、使い勝手に大きく影響します。
- 調理スペースとしてメインで使用する場合:最低でも60cm、ゆとりを持って75cm~90cm程度あると、作業効率が向上します。
- ダイニングテーブルを兼ねる場合:食事をするために必要なスペースとして、奥行きは最低でも45cm、ゆったりと使うなら60cm以上あると快適です。
- 作業台やスタディスペースとして活用する場合:パソコン作業や書き物をするなら、50cm~60cm程度の奥行きが目安となります。
フラットにするか、段差をつけるか
キッチンカウンターのデザインには、シンクやコンロ周りを隠すための段差を設けるか、すべてをフラットにするかの選択肢があります。
- フラットなカウンター:開放感があり、LDK全体との一体感を重視するデザインに最適です。広々とした作業スペースを確保でき、配膳や片付けもスムーズに行えます。
- 手元が隠れる段差付きカウンター:キッチンの手元をリビング側から見えにくくしたい場合に有効です。調理中の雑多な様子が気になりにくく、生活感を抑えた空間を保ちやすくなります。
デザインと質感が魅力。自然素材を活かした「素材選び」と「お手入れ」の対策
造作キッチンカウンターは、自然素材がおすすめです。
自然素材の中でも、ぬくもりと経年変化を楽しめる無垢材、独特の質感と調湿性を持つ漆喰やモルタル、デザイン性が高く耐水性に優れたタイルなどが代表的です。
それぞれの素材には、メリットだけでなく、シミや傷への対策、定期的なオイルメンテナンス、目地のカビ対策といったお手入れの注意点も存在します。
デザイン性も重視したいけれど、お手入れする箇所が増えるのは困るとお考えの方は、 素材選びとメンテナンス方法を踏まえた適切な素材からもお伝えできますのでお気軽にご相談ください。
気になる造作キッチンカウンターの費用目安と、賢い予算の立て方
造作キッチンカウンターの費用は、素材の種類、デザインの複雑さ、そして工事の難易度によって大きく変動します。
初期費用は既製品のキッチンカウンターと比較して高くなる傾向がありますが、デザインの自由度、カスタマイズされた機能性、そして何より「理想の暮らし」という長期的な価値を考慮すると、魅力的な点が多くあります。
なお、費用を抑えたい場合は、シンプルなデザインを選択したり、部分的に既製品と組み合わせたりといった方法も選択できますので、お気軽にご相談ください。
【実例紹介】多様なライフスタイルに寄り添う造作キッチンカウンター
かしの木建設がこれまで手がけてきた造作キッチンカウンターの事例をご紹介します。
それぞれの住まいと暮らしに合わせた、デザインと機能性の両立をぜひご覧ください。
ダイニングテーブルとつながる、高級レストランのような造作キッチンカウンター
こちらのキッチンカウンターは、ダイニングテーブルとシームレスにつながるデザインが特長です。
キッチン部分の床には土間を採用し、まるで高級なレストランのように調理した料理をすぐにテーブルへ提供できます。
食事の準備から片付けまでがスムーズに行え、家族やゲストとの会話を楽しみながら、特別な時間を過ごせる空間となりました。
機能性とデザイン性を両高した、上質な暮らしを求める方にぴったりの事例です。
リビングと美しく調和する、スッキリとした造作キッチンカウンター
ミニマルでスッキリとしたデザインが印象的な造作キッチンカウンターです。
リビング側からは収納棚として活用できるよう設計されており、キッチンの生活感を巧みに隠しながら、リビング全体との統一感を高めています。
余計なものを置かず、洗練された空間を好む方に最適なデザインです。機能性と美しさを兼ね備え、常に整った印象のリビングダイニングを実現しています。
L字型のキッチンに馴染むジャパンディスタイルの造作カウンター
和のシックな雰囲気が魅力のジャパンディスタイルに合わせた、L字型の造作キッチンカウンターです。
掘りごたつのあるリビングとキッチンの空間を緩やかにゾーニングしつつ、自然なつながりを感じさせるデザインに仕上げました。
カウンター下には十分な収納棚も設け、機能性も確保しています。木材と和の要素が調和した色合いとデザインが、空間全体に落ち着きと洗練された印象を与えています。
ご紹介した実例は、建築家の緻密な設計を、高い技術力で忠実に再現したものです。見た目だけでなく、スムーズな家事動線と、安心して快適に過ごせる工夫も凝らしております。
造作キッチンカウンターの疑問を解決。よくある質問とプロの回答
最後に、造作キッチンカウンターに関するお客様からよくいただくご質問にお答えします。
Q1. 造作カウンターのメンテナンスは大変ですか?
造作カウンターのメンテナンス方法は、使用する素材によって異なります。
例えば、無垢材であれば定期的なオイルメンテナンスが必要ですが、頻繁に必要なわけではありません。
お引き渡し時には詳細なメンテナンス方法をお伝えし、アフターフォローも万全です。
Q2. 造作キッチンカウンターを建築家に依頼するメリットは何ですか?
漠然としたイメージやご要望を、唯一無二のデザインと機能性に落とし込めるのが建築家です。
既成概念にとらわれない自由な発想で、最適なLDKスペースをご提案し、理想の住まいづくりをサポートいたします。
Q3. 予算が心配なのですが、相談だけでも大丈夫ですか?
もちろん、大歓迎です。まずはご希望やライフスタイル、ご予算をお聞かせください。
最適なプランをご提案できるよう、お客様に寄り添い、一緒に考えさせていただきます。
理想の暮らしを叶える「造作キッチンカウンター」
造作キッチンカウンターは、単なるキッチンの設備ではありません。
日々の暮らしの中心となり、使う方のライフスタイルや思いに寄り添い、豊かな時間を生み出す重要な要素です。
キッチンカウンターのデザイン性や機能性、そして何より暮らしやすさも妥協したくないというご希望を、造作によって実現が可能なのです。
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