【軒ゼロ・なし・短い家】後悔やデメリットの理由とは│解消法と軒をなくす5つのメリットも解説
「”軒がないと雨漏りしやすい”は本当か」「軒ゼロ住宅を建てて後悔することになるのか」
家づくりを検討する中で、こうした疑問をお持ちの方は多いものです。
「軒ゼロ・軒なし・軒の短い住宅」こうしたお住まいはモダンで洗練されたデザインから、若い世代を中心に人気が高まっています。
一方でインターネット上では「後悔」や「デメリット」といったキーワードも散見され、家づくりを検討される方が不安を感じるのも無理はありません。
そこで本記事では、軒ゼロ住宅が抱えるデメリットを紹介しつつ、後悔や失敗を避けるための対策、逆に軒ゼロ住宅だからこそ感じられるメリットも解説します。
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目次
■流行の「軒ゼロ住宅」や「軒が短い家」で後悔する人がいるのは本当か
■軒なし(軒ゼロ・短い)住宅の主なデメリットを解説
■それでも「軒なし」を選ぶメリットと採用するべきケース
■軒ゼロでも失敗しない「ガルバリウム」など「設計・施工」による対策
■すでに建ててしまった場合「後付け」対策は可能か
■まとめ│軒ゼロ・なし・短い家は、事前の設計が重要に
流行の「軒ゼロ住宅」や「軒が短い家」で後悔する人がいるのは本当か
そもそも「軒(のき)」とは、屋根のうち、外壁から外側に飛び出している部分を指します。
▶︎関連コラム:庇(ひさし)と軒、下屋の違いとは?設置するメリットや注意点、軒ゼロ住宅についても解説
軒を可能な限り短くし、またはなくした住宅を「軒ゼロ住宅(軒なし住宅)」と呼びます。
凹凸のないシンプルモダンなデザインが人気を集めている一方で、「雨漏り・暑さ・外壁の汚れ」といった悩みを抱えている方がいらっしゃることも事実です。
ただし軒ゼロ住宅でも、考えられるリスクを正しく把握して適切な対策を講じれば、快適で理想的なデザインの住まいは実現可能です。
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軒なし(軒ゼロ・短い)住宅の主なデメリットを解説
続いて、軒ゼロ住宅を検討中の方が気になる「後悔を抱えやすいポイント」についてご紹介します。
- 玄関ポーチや掃き出し窓を利用しづらくなる
- 夏の日差しにより室内温度が上昇する
- 外壁の汚れ(雨垂れ)と劣化スピードが気になる
- 雨漏りのリスクが高まる
- 外壁塗装やシーリングなどの修繕サイクルが早くなる
こうしたデメリットが生じる主な原因は、本来は軒が担う「直射日光や降雨を遮る」という役割が失われるからです。
軒をなくしたり短くしたりするなら、ご紹介したポイントを想定した上で対策を講じる必要があります。
▶︎関連コラム:やってはいけない屋根の形とは?理由、後悔を避ける屋根の形のポイントを解説
それでも「軒なし」を選ぶメリットと採用するべきケース
ご紹介したとおり、後悔を感じるケースもある軒ゼロ住宅ですが、それでも選ばれることには明確な理由があります。
以下のメリットも確認した上で、軒の有無を判断しましょう。
スタイリッシュな外観とデザイン性の高さ
軒ゼロ住宅の最大の魅力はデザインです。
屋根のラインが見えない箱型の外観はシンプルモダンな雰囲気を醸し、生活感を感じさせない洗練された印象を与えます。
スタイリッシュな外観を好む方は、軒ゼロ住宅の選択がおすすめです。
▶︎関連コラム:【シンプルな家】外観、内装、間取りのコツを事例付き解説│人気の理由、超シンプルな家など気になる話題もご紹介
狭小地での居住、収納スペース確保
【事例詳細】K様邸(設計:一級建築士事務所KAKINOKI)
都市部などコンパクトな土地に家を建てる場合は、隣地境界線ギリギリに建物を建てることが求められます。
ここで軒が出ていると建物を内側にセットバックする必要があり、居住スペースが削られます。
軒をなくすことで敷地を最大限に活用して、リビングや収納などのスペースを確保可能です。
建築コスト(初期費用)の節約
軒を作る際に発生する部材費や大工の手間賃をカットすることで、建物本体の初期費用を抑えることが可能です。
節約した予算はキッチンなどの設備、断熱材のグレードアップなど、その他のこだわりたいポイントに充当できるメリットがあります。
※ただし、後述する防水対策やメンテナンス費用を考慮する必要があります。
▶︎関連コラム:憧れの建築家と創る家|気になる設計費用は?やっぱり高いの?~相場紹介
台風など強風による「屋根があおられる」リスクの軽減
軒が深い家は、台風などの強風時に下から吹き上げる風圧を受けやすく、風圧によっては屋根が剥がれるなどの被害が生じる可能性があります。
軒がなければ風の影響を受けにくく、特に高台や沿岸部などでは構造上有利に働くことがあります。
室内への「採光」効率アップ
軒を縮めることで、日照条件が厳しい立地でも窓の上部から室内へと室内に十分な光を取り込めます。
- 隣家との距離が短い「住宅密集地」
- 各種建築制限により建物の高さが限られる土地
- 敷地が周囲の土地より低い土地
こうした一般的に採光を取りづらい条件の土地でも、必要な日光を取り込める可能性が高まります。
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軒ゼロでも失敗しない「ガルバリウム」など「設計・施工」による対策
軒ゼロ住宅での後悔を避けるためには、設計や施工の際の工夫が重要です。
「水が入らない、入っても排出される」このように、軒のない住宅ならではの設計のコツを確認しましょう。
浸水を避ける「屋根と外壁接合部」の防水施工
軒ゼロ住宅で最も避けたいことは、屋根や壁の境目(接合部)からの浸水です。
このため、雨漏りの要因である「屋根と壁の境目」には、次のような防水処理を施します。
- 軒ゼロ住宅専用の換気・板金部材:防水性と通気性を両立した専用部材の利用
- 防水シートの巻き上げ:壁の防水シートを屋根まで伸ばして巻き上げることで侵入する水を排出
メンテナンス周期を延ばす「高耐久、低汚染」の外壁材を選定
壁面に対して軒による保護がない分、外壁材の性能を高めることも重要です。
- ガルバリウム鋼板の検討:吸水性がなく、継ぎ目(シーリング箇所)を減らせる
- 高耐久シーリングの利用:一般的なシーリングより寿命の長い製品を利用する
- 親水性・光触媒機能の部材を利用:雨や日光による防汚効果のある製品を利用する
居住性をカバーする「開口部(玄関、窓)」の周辺設計
【事例詳細】千葉市中央区 M様邸(設計:有限会社荒井設計事務所)
直射日光による暑さや、掃き出し窓部分の使い勝手に関する問題は、間取りや専用製品の利用で解決可能です。
- 小庇(こびさし)・アウターシェードの設置:窓の上にデザインを損なわない薄型の庇やロールスクリーンを設置する
- 高断熱の窓を採用:断熱性や遮熱性の高いサッシやガラスを採用して熱の出入りを制限する
- インナーポーチの利用:建物の一部を凹ませて玄関を設置する間取りを選択する
- 雨だれ防止の建材を利用:サッシの端に水切り用の部材を取り付け雨だれを防止する
▶︎関連コラム:おしゃれなデザイン住宅|設計事務所ではなく工務店で探す
すでに建ててしまった場合「後付け」対策は可能か
「すでに軒ゼロの家に住んでいて、暑さなどに困っている」
こうした場合でも、後付けできる製品はありますのでご紹介します。
- 後付けの庇:リフォームで設置可能な軽量の庇を設置する
- 外付けの日除け:窓枠や壁面に固定できる日除けを設置して、夏場の暑さを軽減する
- 定期点検の回数増:屋根や外壁の点検やシーリングの打ち替えの回数を増やす
ご紹介した対策によって、軒をなくすデメリットを軽減することは可能です。
ただし後付けする場合は、機能や性能、デザインが劣る場合があります。
このため、これから家を建てる方で軒ゼロ住宅をご希望の方は、設計の段階でデメリットをなくしたり軽減したりする対策を盛り込むことをおすすめします。
まとめ│軒ゼロ・なし・短い家は、事前の設計が重要に
「軒ゼロ住宅」「軒のない家」こうした種類の住宅についてご紹介しました。
軒をなくした住まいは凹凸が少なくスッキリした印象の外観になりますので、モダンな外観の住まいを検討中の方におすすめです。
一方で、直射日光や雨の降り込み、屋根や外壁のメンテナンスなど注意が必要な点があることも事実です。
ご紹介した事例のようなデザインの住宅をご検討中の方は、「軒ゼロ住宅」の建築実績も豊富で、デメリットへの対策も熟知しているかしの木建設にご相談ください。



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